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~4人家族の暮らし方~

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妊娠中のお薬の注意点

 

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妊娠中のお薬はお母さんにとってはとても敏感になる問題だと思います。場合によっては赤ちゃんに悪影響が出てくることも有りますのでその気持もごもっともです。

今回は、妊娠中のお薬をのんでいいのかそれともだめなのかというだけではなく妊娠中のお薬の投与量についてもご紹介したいと思います。

 

 

お薬と奇形の関係について

 

まずはもっとも気になるところであるお薬と赤ちゃんの奇形について紹介をしたいと思います。
医師ならびに薬剤師が、「このお薬は赤ちゃんへの影響はないので安心してくださいね」という文言は、解釈に少し注意を要します。
上記の文言の意味をより正確に記載すると、「このお薬を使用することで赤ちゃんが奇形になる確率は、お薬を使用しない場合と比較して大差がない」という意味です。
つまり、「このお薬は赤ちゃんへの影響はないので安心してくださいね」と言われた薬をのんで必ず奇形にならないという意味ではありません。これを把握せずに医師・薬剤師の言葉を鵜呑みにしてしまうと誤解してしまう可能性があります。奇形というのは健康な女性が出産した場合でも2~3%は起こることが知られています。このことを知らないで医療スタッフとやり取りをすると誤解の原因となります。もっとも医師・薬剤師にお願いするのであれば、今回ご紹介したことをしっかりと事前に伝えていただきたいと個人的には感じます。

 

 

妊娠中の体の変化と投与量の変化


妊娠していない場合と比較して、妊娠するとお母さんの体にも変化が生じます。代表的な例をいいますとGFR(糸球体濾過量)が増加します。GFRとは、一言で言うと腎臓の老廃物の除去能力を表します。この値が大きいほど、腎臓の老廃物除去能力は大きいです。ここで、体がどのようにお薬を除去するかについて触れたいと思います。お薬は一般的に肝臓で分解されるタイプと腎臓で処理されるタイプ、言い換えると尿として排泄されるタイプがあります。腎臓で処理されるお薬の場合、妊娠してGFRが大きくなった分お母さんのお薬の血中濃度が下がる傾向にあります。つまり、この事実だけを考えると妊娠中に限定してお薬の量を増やすことを検討しなくてはいけない場合も出てきます。

次に病気の特徴について見てみたいと思います。代表的な例としててんかんを取り上げてみます。妊娠中のてんかん発作の頻度は、妊娠前と比べて80%程度が変わらないと言われています。しかし、15%程度は頻度が増え、残りの5%は頻度がむしろ減ったと言われています。妊娠中の疾患の特徴を考慮すると、お薬の血中濃度が下がる傾向があるからといって投与量を変える必要があるのかは、しっかりとご本人の症状などを踏まえる必要があります。

 

 

ここまで妊娠した方が気になるお薬の知識を紹介しました。お薬の血中濃度変化だけでは投与量を決めることは困難です。ちょっとした症状の変化や持病についてはしっかりと主治医を始めとした医療スタッフへお伝えすることを強くオススメします。